”気功研究会”2021,10・16
10月16日(第三土曜日)4:00~5:30の予定で”気功研究会”を行いました。
出席して下さった皆さんどうも有難うございました。
いつもの様に相良さん式の口のやや前方から声を出す"気"を送るつもりで一人一人が挨拶することから始めました。
口のやや前方の位置はその人その時によって異なります。しっかりした声が出ますし”気"が活性化します。
呼吸法は小循環的大循環的な両方の呼吸法とも新鮮な良いもの取り入れるイメージよりも不要になったもの古いものを出すイメージの方を主にした方が良い場合も多いです。
私たちは良いもの有益なものを取り入れる方に気持ちが行ってしまいがちですが不必要なものを排出する事で自然に良いものが入ってくるイメージをメインにする方が"気功"的”気”の法則にかなっている場合もあります。
古いもの不要なものを出せば自然に新しいもの必要なものが入って来るイメージ。具体的な”気功”をする時も同じです。良いものを出せばさらにより良いものが入って来るというのとはまた別です。
「ほりうち治療院」の”気功”は”気功治療”や自分自身に対する”気功”でもその人その時によってソフトにも強めにも出来ますが健康法や養生法と言うよりは強健法です。
"気功法”は心身を「陰陽」にして使います。心と体を一対ペアにした感覚で行う方法というと難しそうですが実際にしてみれば小学生や幼稚園児にでも出来ます。
どうしたいのか何を目的にするのかを具体的に決めて「気功動作」で感じた体の感覚と一緒にご自分なりの出来るだけ簡単自然な姿勢や動作でリラックスし気分を楽にしながらその目的に送り込む事を意識します。基本はこれだけです。
「気功動作」は”気"が動いている巡っている感覚を体で感じられる様にするための姿勢動作です。
またこの"気功“は続けていけば様々なことに応用できる様になりますが精神的にも身体的にもより簡素シンプルになって来ます。絡まった糸をほぐしていく様な感じです。
五輪書の中で武蔵は「目の玉を動かさずに両脇を見る」練習をしろと書いていますが、気功の基本姿勢をとってその練習をすると左右だけではなく上下全体の視野が広がります。
意識も特定の事にとらわれるのではなく開放された感じになります。
真剣に何かを考えている時や一生懸命なにかと対峙している時基本姿勢で”気”が出ている時の顔は大きく目を見開いたり緊張させたりしない仏像などの半眼と似た状態になります。
「気功運動」で静止から歩行や様々な動きをしながら「第一趾足底線に重心を置く」や「口角を上げる」「遠山を見る」「”太陽”に心を置く」などを意識するのはより”気功"的な心身になって毎日の生活を「向上」させて行くためです。
“気功研究会"で行う「美容気功」はほんの心持ち引き上げ気味に時間のない時ある部分が気になる時などは動作の一部を選んでするのも良いです。
お母さんが小さな子供に「痛いの痛いの飛んでいけー。」と言っていましたがお母さんが「痛いのが飛んでいく所」を意識できていたらそれも"気功“ですね。
* 毎日の生活でストレスの続く事があります。ストレスは緊張ですからそれが続くと胃腸の不具合や不眠など身体的精神的に具体的な症状も出て来ます。
そんな時には服装は前回のブログにも書きましたが喉ではなく首の後ろの部分とお尻をメインにした下半身を暖かくして上半身は涼しめにしてメリハリをつけます。
どちらの手でも構いませんが片方の手の平を胸骨の真ん中辺りに触れる様に軽く置きます。同時にもう片方の手の甲を尾底骨に軽く当てます。すると座ってする時でも立ってする時でも「基本姿勢」と同じ状態になります。
胸骨の真ん中辺や尾底骨は精神的なことに随分関係する部分です。手や手を当てている部分が暖かくなってきたらしばらくその温かさを感じておきます。心や体がリラックスして活性化して来ます。
また手の親指をほかの指で軽く包む様にします。握るのではなく軽く包むだけです。両手でも片手ずつでも構いません。座ってする時には腿の上においた手の平側を上向き気味にします。他の場合の手の向きは自然で構いません。
上の方法と同じ様に手の温かさをしばらく感じている様にします。呼吸と気持ちが落ち着いて楽になって来ます。
眠りにくい時や気になる事があって悶々としている時など上の方法も同じですが続けていれば”気”が活性化してきて違う展開になって来ます。
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